こんにちは、Kei(@s21cd4869)です。
大会は17日目を迎えた。
決勝トーナメント1回戦。スペインと開催国ロシアの対戦。
会場は首都モスクワにあるルジニキ・スタジアム。地元の声援を力にスペインに挑む。
開催国ロシアがスペイン相手にどれだけ戦えるのか、注目度の高いゲーム。
前半
スペインは、[4-5-1] でイニエスタをベンチに置き、アセンシオを起用。さらにボランチにはコケを起用。一方のロシアは、[5-3-2] で5バックを採用し、守りを重視したシステム。ロシアは、ボックス内でのスペースを消し、スペインのパスサッカーを封じられるのか。スペインは、ボックス内のスペースを消された中でいかにしてロシアの守備を攻略するのか。
戦前の予想通り、立ち上がりからスペインがボールを握るゲーム展開。
11分、ナチョが獲得したフリーキックをセルヒオ・ラモスが上手く合わせてスペインが先制。倒れながらも右足で上手く合わせたラモスが上手かった、、、ように見えたが、どうやらオウンゴールだったようだ。
これでロシアは前に出ていかなければならないので、スペインにとっては大きな先制点。
スペインが2列目の3人が流動的にポジションを入れ替えながら、ボールを受け、相手の守備の形によってサイドを使うのか、中央から行くのかを判断している。
ロシアは3列をコンパクトにして、スペースを消しながらの守備陣形。
40分、ピケがハンドを取られて、ロシアはペナルティキックを獲得。これをジュバが決めて同点。ロシアにとって良い時間での同点弾。
1-1で前半の折り返し。
後半
45分、ジルコフ→グラナト
立ち上がりは、ロシアが勢いを持って入った印象。それでも、スペインが流れを掴んでいく。
61分、サメドフ→チェリシェフ
65分、ジュバ→スモロフ
67分、ダビド・シルバ→イニエスタ
ロシアは守備的な戦い方ではあるが、ボールをボックス近くまで運んだときには、人数をかけている。勝負所ではリスクをかけて点を取りに来ている。
70分、ナチョ→カルバハル
イニエスタが入ってから、いくつか良い形は作れつつある。最後のところでタイミングが合えば。
80分、ジエゴ・コスタ→イアゴ・アスパス
1-1のまま、試合は今大会初の延長戦へ突入。
延長戦前半
97分、クズヤエフ→エロヒン
スペインはボールを持てているだけに、何とかゴールをこじ開けたいところ。徐々にペナルティエリアへ侵入する回数も増えてきた。
104分、アセンシオ→ロドリゴ
延長戦後半
最後の15分。ここで勝負が決まらなければペナルティキック戦ということになる。しかし、ロシアはペナルティキックを意識してしまうと消極的になってしまう恐れもある。その隙をスペインは見逃さないだろう。
イスコはこの時間帯になっても、縦横無尽にピッチを走り回り、スペインの攻撃を牽引している。
終盤、互いに死力を尽くしてゴールに迫るも、タイムアップ。120分で決着つかず、ペナルティキックでの決着に。
ペナルティキック
スペイン:○ ○ × ○ ×
ロシア :○ ○ ○ ○ -
スペイン
- イニエスタ
- ピケ
- コケ
- セルヒオ・ラモス
- イアゴ・アスパス
ロシア
- スモロフ
- イグナシェヴィッチ
- ゴロビン
- チェリシェフ
開催国ロシアが優勝候補の一角であるスペインを撃破。
ルジニキ・スタジアムは物凄い雰囲気に。
ロシアはとても緻密な戦術、戦略の中で戦い切った。5バックで守備的でありながらも、勝負どころではしっかりと人数をかけてゴールへ迫った。それでいて、カウンターへのリスク管理は徹底していた。
ロシアにあったオーガナイズ。スペインにはそれが欠けていた。やはり、ロペテギ監督を失ったのは非常に大きく影響したように思う。イエロ監督を否定する気は無いが、ロペテギなら、ロシアのブロックを打開する術を持っていた気がしてならない。このゲームで最も強く感じたのは監督の重要性。それがたとえ、スペインであったとしても。
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