こんにちは、Kei(@s21cd4869)です。
大会も13日目を迎えました。
いよいよ、グループDも運命の第3戦。
アイスランドvsクロアチア
決勝トーナメント進出は決まっている中で、引き分け以上で首位通過を自力で決められるクロアチアと逆転での決勝トーナメント進出を目指すアイスランドの第3戦。クロアチアは、スターティングメンバーを多く入れ替えてこの試合に挑んだ。アイスランドは、初出場での16強進出が懸かる。勝たなければ可能性はないという状況で、自ら前に出ていかなければならないゲーム。そんな状況でアイスランドはどんな戦いを見せるのかに注目しながらこのゲームを観ていた。
予想通りクロアチアがボールを回しながら主導権を握る展開。立ち上がりからクロアチアが攻める時間が長い中で、アイスランドは中央を固める守りで、中央には侵入させない。クロアチアは、ブロックの周りでパスを回しながら中央へのパスを入れられるタイミングを探るが、中央にパスを出すことができず、ブロックの外でパスを回す時間が長く続く。
後半、高い位置でボールを奪いボックス内に侵入したクロアチアが先制点を奪う。
アイスランドは、セットプレーやロングスローを中心にクロアチアゴールに迫った。ペナルティキックで同点に追いつくも、最後はアイスランドが自陣でボールを失い、ペリシッチに勝ち越しゴールを奪われ、1-2で試合終了のホイッスル。
3試合を通して素晴らしい戦いを披露したアイスランドだったが、残念ながらグループステージ敗退が決まった。
ナイジェリアvsアルゼンチン
ロングパス一本でメッシが抜け出して待望の今大会初ゴール。今大会は、守備の仕方や、芝の条件などもあり、ドリブラーが活躍できていないが、メッシのゴールもドリブルからではなく裏を取った形だった。
トップスピードでのボールタッチは流石。
しかし、その後、マスチェラーノが相手を倒し、ペナルティキックを与えた。それをモーゼスがきっちり決めて同点。このまま試合終了で、アルゼンチンのグループリーグ敗退かと思われた終了間際、ロホが美しいボレーで逆転に成功。そして、試合終了。逆転で決勝トーナメント進出を決めた。
スペインにしても、アルゼンチンにしても、苦しんだとしてもしっかりとグループリーグを突破してくる。それが、背負っているものの違いであり、地力の差なのだと思わさた。
ただ、ゲームの内容で言うと決して良かった訳ではなかった。アルゼンチンらしい戦い方ではあったが、全体としては攻守においてバラバラで連動性が見られなかった。
グループD 最終順位
- クロアチア 9
- アルゼンチン 4
- ナイジェリア 3
- アイスランド 1
クロアチアが3戦全勝で首位通過、苦しんだアルゼンチンがギリギリで2位通過となった。初出場で素晴らしい戦いとスピリットを見せたアイスランドはグループ最下位でグループリーグ敗退となったが、初出場で奪った唯一の勝ち点はアルゼンチンから得た大きな勝ち点1となった。これからのアイスランドサッカーにおいても、大きな意味をもつ勝ち点1になったはず。
決勝トーナメント1回戦組み合わせ
フランスvsアルゼンチン
クロアチアvsデンマーク
クロアチアのバランスの良さが目立ったグループD
開幕前にした優勝予想は、クロアチア。正直ここまで強さを発揮するグループリーグでの戦いになるとは想定していなかったが、攻守のバランス、組織としての連動、チームのために選手が戦えることなど、多くのポジティブな要素が見られた3試合だった。レッズファンとしては、ロブレンのプレーだけはどうしても不安ではあるが・・・。
チームとしてまとまって戦うクロアチア。個々の能力に頼るアルゼンチン。チームを活かすことで個々が最大限活きるのがクロアチア。個々に頼ることで、チームとしての良さはもちろんのこと、個々の良さすらも最大限発揮できていないアルゼンチン。
やはり、フットボールはチームスポーツなのだとアルゼンチンのサッカーを観ていると強く感じる。チームのために戦うことで、個人の良さも発揮される。フットボールは本当に人生に通じるものがあると改めて実感する。
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