こんにちは、Kei(@s21cd4869)です。
大会は14日目。強豪国が苦戦を強いられる中で、王国ブラジルも決勝トーナメント進出をかけて戦った第3戦。
スイスvsコスタリカ
スイスは引き分け以上で決勝トーナメント進出を自力で決められる試合。一方のコスタリカは2連敗でグループリーグ敗退が決まっている中での第3戦。
立ち上がり、コスタリカが攻勢に出る。決定的なシュートもスイスのGKゾマーがファインセーブを連発。その後も、クロスバーに救われるなど、スイスは不安定な立ち上がり。
それでも、先制点を奪ったのはスイス。サイドを使いながら、最後はエンボロの落としにジュマイリ。左右への揺さぶりから先制点。苦しい立ち上がりだったスイスが30分に先制。
再三のチャンスを逃していたコスタリカは、56分、コーナーキックから同点に追いつく。
87分、途中出場のドルミッチが勝ち越しゴール。少ない人数で、上手く攻めた形。グラウンダーのクロスもボックス内の動き出しも素晴らしかった。
一度、与えられたペナルティキックはVARにより、オフサイドで取り消された。敗退が決まっているコスタリカ。普通ならここで諦めてもおかしくない。だがコスタリカは、ここで諦めずに攻め続けた。この目の前の試合に勝ちたいというメンタリティーには尊敬の念を抱いた。
キャンベルが左サイドから一人でペナルティエリア内まで、落ち込むとザカリアに倒されてペナルティキックの判定。これをブライアン・ルイスが決めて同点に追いつく。
キャンベラのドリブルもそうだったが、コスタリカの執念はとてつもなかった。こういったチームがグループリーグでワールドカップの舞台を去らなければならないのはとても残念でならない。
セルビアvsブラジル
セルビアは自力でのグループリーグ突破には勝利するしかなく、引き分けならスイスの結果次第。一方のブラジルは引き分け以上で自力でのグループリーグ突破が決まる状況での第3戦。
ブラジルが攻勢を強める展開。マルセロが負傷し、早い時間での交代を強いられる。ブラジルは怪我人が多いのがこの先の懸念材料になってきそう。
36分、コウチーニョのボールキープから絶妙なスルーパス。抜け出したパウリーニョが決め、先制点を奪う。パウリーニョのランニングと、コウチーニョのキープしながらも、パウリーニョの動きだしをしっかり見ていた。
前半は、0-1ブラジルがリードして折り返す。
後半も、ブラジルペースでゲームは展開していったが、10分過ぎたあたりから、セルビアが攻め込む時間が長くなる。幾度となくブラジルゴールを脅かしたが、ネットゆらせず、68分にコーナーキックからチアゴ・シウバに決められ2点目。セルビアは苦しい状況に陥る。セルビアはその後、前がかりになり、ブラジルはカウンターという展開。しかし、スコアは動かず0-2でブラジルが逃げ切った。
グループE最終順位
- ブラジル 7
- スイス 5
- セルビア 3
- コスタリカ 1
ブラジルが首位通過、スイスが2位通過を果たした。結果だけをみれば、順当に勝ち上がったと言えるが、どのゲームも楽な試合はなかった。
決勝トーナメント組み合わせ
ブラジルvsメキシコ
スウェーデンvsスイス
コスタリカのスピリットと王国のプライド
このグループもまた、素晴らしい戦いを見せてくれた。コスタリカは残念ながら、最下位でグループリーグ敗退となったが、素晴らしいスピリットを感じた。
苦しみながらも終わってみれば2勝1分で首位でグループリーグを突破したブラジル。前回のブラジルワールドカップで打ち砕かれた王国のプライド。今大会に懸ける想いは32ヶ国の中で一番強いものがあるはず。そのプライドが3試合で見られた気がする。
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