文句無しのマンオブザマッチ。
眩いほどの輝きを放った。
自身の2ゴールでチームを勝利に導いた。
ポルトガルに渡ってからも、変わらずにサッカーを楽しんでいる。
ポルトガルの地で躍動する姿には本当に勇気をもらえる。
この試合、存在感は抜群だった
前半から、試合終了のホイッスルが鳴り響くまで、スプリントしていて攻守において存在感は抜群だった。低い位置でボールを受けると前を向いて、スピードを上げ、味方にボールを送り、カウンターの起点になるプレーが何度も見られた。起点になって、ゴール前に何度も顔を出したが、なかなかボールが来ない場面があってもう少し見てもらえれればと得点は取れると感じた。
得意な形でのゴールとごっつあんゴール。
ペナ外からのミドルが決まったのは久々だと思うし、気持ちのいいゴールだった。ボールを受けてからシュートの足を振るまで、全く迷いがなく、得意な角度であったし、コースも完璧だった。
2点目は、ごっつあんゴールではあったが、1点目以上に価値がある得点だったと思う。それは、試合を決める追加点だったということももちろんあるが、それ以上に彼の得意なプレー、得意な形での得点ではなかったからだ。もちろん、味方の御膳立てがあってのことだけど、ごっつあんゴールは、ポジショニングの賜物だと思う。
最近、得点のパターンの幅が広がってきた感じがあって、非常に望ましいことであると思う。
増えてきた被ファールの数
彼の活躍に伴って、彼へのマークは厳しくなってきて、ファールを受ける数も増えてきた。活躍する選手、そしてドリブラーの宿命であるが、怪我に気をつけて欲しいという思いとともに、嬉しいことでもある。ファールを受ける数が多いというのは、相手にとって脅威を与えられる選手であることへの裏返しでもあるからだ。
結果を残し続けて欧州での1シーズン目を終えられることを願う。
ここまで、順調すぎるほどにチームに溶け込み、結果を残している。しかし、そろそろ、壁が立ちはだかる時期かなぁとも個人的には思っている。そんな予感も杞憂に終わればいいが・・・。ここまでの活躍は、ビギナーズラック的なものではなく彼の努力の賜物であると思っているが、大きな試練がやってくる気がしている。それを乗り越えることでまたもう一回り成長してシーズンを終えられれば上出来の欧州1シーズン目だったと言えるだろう。