何とか最終節まで望みを繋げることが出来た。
内容はお世辞にも良かったとは言えないゲームだったが、集中して守り切った。
積極的なプレーで主導権を握った前半
キックオフのホイッスルが鳴ってから、積極的な前線からの守備が効いていた。レッズはACLからメンバーを6人変えて来た中ではあったが、上々の立ち上がりだった。
エースのゴールが決勝点
なかなか、決定的なチャンスを作れない中で、右サイドの家長の積極的な仕掛けから、最後は小林悠のゴールで先制した。勝たなければならない中で重要な先制点を取れてたこと、そして、五分五分の前半の中で1点をリードして折り返すことが出来たことは大きかった。
耐えて、耐えて、耐えた後半
後半は浦和が攻勢を強め、終盤に差し掛かると、フロンターレは重心を下げざるをえらい状況だった。何とかラインを上げたいところであったが、なかなか上手くいかずにひたすら耐える時間が続いた。後半はシュートも2本ほどしか打てなかった。それほど、前に出ていくことが出来なかった。勝たなければならない状況で先制した。重心が下がってしまうのは致し方ないが、もう少し重心を上げて、ボールを握る時間帯を作りたかったというのが本音だろう。今までのフロンターレならば、こういった苦しい時間帯に失点してしまうことが多かったが、この日は、全員が集中力を切らさずに戦えていた。
繋がった希望、沢山の想いを胸に最終節へ
どのシーズンにおいても、最終戦にタイトルをかけて戦えるチームは多くない。僕らにはその権利がある。今シーズンの戦いの積み重てきた結果だ。最終節も僕らには勝つしかない。他の戦いはもうない。今季のラストゲームでもあり、このメンバーで戦える最後のゲームでもある。勝たなければならないゲームだ。それは、決してタイトルの為だけではないと思う。クラブに関わる全ての人の想いがある。クラブOBの想いがある。監督、コーチ陣の想いがある。選手各々の想いがある。サポーター各々の想いがある。選手たちは全ての力を振り絞って戦うだろう。全ての想いを一つに、勝ってシーズンを締めくくろう。他会場の結果は関係なく、僕らは相手よりも一つでも多くの得点を取るだけだ。やることは明確だ。
勝って、全員で笑おう。
最後に笑うのは俺たちだ。
そして、悲願の嬉し涙を。
信じる。