1月19日に配信限定でリリースされたMr.Childrenの新曲 here comes my love。
ここ数日聴き込んでいたので、聴いてみて思ったことを記しておきたいと思います。
イントロからAメロへ
破り捨てようかな
いやはじめから なかったものって思おうかな
拾い集めた淡い希望も
一度ゴミ箱に捨て
まず、ピアノのイントロで始まり、Aメロへと入っていく。Aメロの「いやはじめから〜♪」というところの後の不協和音のようにも聴こえるピアノの和音が印象的。生きていく中で上手くいかない場面での心の葛藤を表現しているのではないかと思います。
海=人生
歌詞の内容は、海=人生と、人生を海に例えていて、波に飲まれながらも必死に泳いで行く様子が人生を歩んで行くことを表現しています。海といえば、深海などが思い浮かびますが、これまでのアプローチとは異なる形で海が使われている感じがします。
ピノキオのストーリーに寄せて
飲み込んでおくれ
巨大なクジラのように
僕はまるでピノキオの気分だ
という歌詞は、映画ピノキオの内容に通じるところがある。
ゼペットがクジラに飲み込まれてしまい、それまで、「悪いこと=楽しいこと」だったピノキオは初めて自ら主体的に行動を起こし、ゼペットを助けるといったエピソードである。
そして、
何かが僕を変えるはずさって
夢見て暮らしている
先ほどのピノキオの物語のような、自分を変えてくれるような出来事をただ待ちながらも、行動に移せていない様子が歌われています。
そして、サビへと
祈るように 叫ぶように
この想いがはぐれないように
夢見た未来を波がさらっていっても
この海原を僕は泳いでいこう
here comes my love
here comes my love
君に辿り着けるように
どんな事があろうと、君を思い続けている。どんな未来が待ち受けていようとも、人生を歩んでいこうとする想いが歌われています。そして、here comes my love。これが僕の愛だということ。「君に辿り着けるように」というのが凄く好み。
Mr.Childrenは、ロックバラードを作るのが、非常に上手いなぁと改めて。これだけゆったりとした曲調でありながら、壮大な曲に仕上がっている。Mr.Childrenというバンドは、決して歩みを止めない。常に進化し続けるということ。今年出るか、来年になるかは分からないが、ニューアルバムを心待ちにしている。
P.S. この記事で100記事目を迎えました。
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