*Just the Way You Are* ~はみ出し者の旅~

サッカー、音楽、旅などについて書いてます。遠回りの人生の中で感じたことを只々、綴ってます。

『指揮官の意思表示』~欧州遠征~

 

 

 

 

 10月31日、欧州遠征2試合に挑む、メンバー25人が発表された。本田、岡崎、香川の3選手が召集されなかったことが大きなニュースとなったが、その他にも注目すべきことがあると思う。

 

 

3選手の中で最も結果を出しているはずだが…。

 

 まず、外れた3人について触れておく。ピッチの上で判断しているという指揮官のコメントがあった。しかし、岡崎に関しては、結果を出していると思うし、コンディション的にも問題はないはずだ。ましてや、今回の遠征は欧州で行われるため、欧州組の方がコンディションの調整は上手くいくはずで、呼ばれなかったのはパフォーマンスでの判断だけとは考えにくい。気になることと言えば、今の代表のサッカーにおいて、岡崎がピースとして上手くハマる場所がないということ。これは他の2選手にも言えることで、W杯予選が終わり、本格的にW杯の本戦を見据えたときに、ピースとしてチームの中で上手く機能しないと指揮官の目には映ったのだと考えられる。

 

 

日本の10番、ここが正念場か。

 

 次に香川について。今回の召集外については、驚きはない。逆に、今までも呼ばないタイミングは幾度となくあった。本人のコメントにもあったように、何故、このタイミングなのかは正直分からない。代表のサッカーにフィットしていないのもあったのは事実で、さらに、パフォーマンスも満足とは言えず、集中力を欠いたプレーが見られた。また、国内での親善試合で批判的なコメントをしたことも影響したのかもしれない。

 

 

パフォーマンス、コンディションともに上向き。

 

 次に本田について。新天地をメキシコに移してから、高地でのプレーに適応してきて、コンスタントに出場機会を得ている。ここ数試合、結果も伴ってきていて、コンディション、パフォーマンスともに上向き。ブラジル、ベルギーとのゲームであることを考えると本田の力は必要になると思うが、本田がどれだけやれるかは他の選手と比べても分かるし、大一番でも力を発揮できる。今は呼ぶタイミングではなく、所属クラブでの調整に務めろということだろう。このまま好調をキープできれば、呼ばれるし、ダメならば、呼ばないというのとでもあり、様子見といった感じだと思う。ただ、本田に関しても、香川と同じように、何故このタイミングで外されたのか、不可解さもあるのは事実だ。

 

 

10月に示したアンチテーゼ。しかし、指揮官は自らの理想を追う。

 

 そして、小林祐希も外れた。これは個人的には一番の驚きだった。10月の親善試合で一番パフォーマンスが良かったと思ったからだ。確かに、ハイチ戦で失点に絡んだが、彼だけに責任がある失点だったとは思えない。篩にかけるのなら、この2試合は絶好の機会だったはずだ。指揮官の目にどう映ったかは分からないが、結果、召集外。裏を返せば、これは、指揮官が本格的にゲームメイクすること、ボールを持つこと、リズムを生み出していくことを捨てたという意思表示なのだと受け取ることができる。分かっていたことだが、本格的に指揮官の理想をチームに反映させようとしている。





 

 

新たに呼ばれた3選手は、重要なピースとなるか。

 

 続いて、新たに召集された選手について。中盤では森岡(ベフェレン)、長澤(浦和レッズ)。前線では興梠(浦和レッズ)。

森岡に関しては、呼ばざるを得ないほどの活躍をベルギーで見せている。ベフェレンでのゲームを90分通して観ていないので、細かいところまでは分からないが、得点にしても、アシストにしても、とにかく決定的な仕事をしている。彼もゲームを作れるタイプだが、恐らくインサイドハーフかトップ下があれば、トップ下で起用される選手だと思う。先程触れた小林祐希と似た部分はあるが、小林祐希はオランダに行ってからボランチの位置を主戦場にしており、バランスを取るようなプレーをしている。(勿論、チームの戦術による影響が大きい)一方、森岡は1列前を主戦場とする選手。よりゴール前で決定的な仕事が出来る選手。少しタイプが違うが、森岡も今の代表のサッカーに嵌め込むには、少し難しいとは思う。しかし、魅力のある選手の一人である。



西川の復帰と車屋の招集。



 GKでは、中村(柏)が外れて、西川(浦和)が久々の復帰。そして、10月に引き続き、車屋(川崎F)が招集された。西川に関しては、ベストなパフォーマンスとはいかないが、ACLでの決勝進出への貢献、ACLでのパフォーマンスが評価されての復帰だろう。そして、フロンターレの車屋紳太郎。普段から彼のプレーを観ているだけに、10月の代表でのパフォーマンスが本来の力を全く発揮することができておらず、呼ばれない可能性もあると思っていたが、今回も招集された。Jでのパフォーマンスや合宿で彼のプレーをよく観てくれているのだと感じた。長友が左サイドバックでは絶対的な存在だが、左サイドバックは左利きの選手である方がボールの持ち方一つにもメリットがあり、前線へのボールの配球やパスの回り方のリズムも変わってくるので、車屋には長友を脅かせるように活躍してほしい。



TOP5相手にこのサッカーがどれだけ通用するか



 これまでは予選を含め、ほとんどが格下との対戦だった。この2試合である意味、試されると言うことになる。今の代表のサッカーは強豪と戦うことを見据えた戦い方であって、ここからが本当の戦いになる。強豪との戦いで何が通用して、何が足りないのか、しっかりと判断できるような戦いをしなければならない。11月の2試合がW杯の戦いを大きく左右することは間違い無いと思う。

選手にっとっても、ロシアへ行くため、23枠に入るための戦いであることは言うまでも無い。選手一人一人のロシアへの気持ちをゲームの中で観たい。勝つための現実的なサッカーで結果を得られなければ、未来は無いし、何も残らない。指揮官はメンバー発表の会見でテストをしたいと発言していたようだが、結果を得るためにベストな戦いをしてほしい。それが未来に繋がるのだから。