*Just the Way You Are* ~はみ出し者の旅~

サッカー、音楽、旅などについて書いてます。遠回りの人生の中で感じたことを只々、綴っています。お問い合せはフォームより。

【川崎F】辿り着けない、遠い頂 ~YBCルヴァン杯 FINAL~

 

 

 

 この記事を書くまでに、前を向くまでに時間を要した。期待した分だけ、ショックは大きい。だけど、落ち込むのはシーズンが終わってからでいい。まだ、残っている。残り3つ、勝つこと。アントラーズの結果がどうこうではなく。目の前の戦いに集中しよう。このメンバーで戦えるのは残り3試合しかないんだから。

 

 

開始1分で決まってしまった運命。

 

 開始1分も経たないうちに、スコアが動いた。エデゥアルドが浮き玉の処理を誤ってしまい、そこを杉本に流し込まれた。この1点が大きく響いて敗れた訳だが、開始1分のこの一つのプレーでこの日のゲームの構図が決まってしまった。

引いて守るセレッソと、攻めるフロンターレ。直近の対戦で、5−1で勝ったこともあり、ある程度引いてくるという戦前の予想はあったが、先制点をフロンターレが取れば、有利にゲームを進められるはずだった。

それを考えると、開始1分でこの日の運命が決まってしまったと言える。



崩せていたが、決めきれなかった前半。



先制点を取れたセレッソがブロックを作って引いてくる中でも、前半は幾度となく崩して、決定的なシーンを作れていた。しかし、得点は0。フィニッシュのところで精彩を欠いた。


焦りからか、ミスが相次いだ後半。


 前半とは打って変わって、焦りからか、小さなミスが目立つようになってきた。後半にもチャンスはあったが、決め切ることは出来なかった。ファールを取ってもらえない際どいプレーもあったが、結果が全て。引かれて、難しい戦いになってしまったが、それにしてもミスが多すぎた。

 

チームの力を信じる

 

 少し前まで、J2に所属していた。サポーターとともに、地道に歩んできた。カップ戦では決勝進出が当然のチームになり、リーグ戦では優勝争いが当然のチームになった。僕は小学生のとき、初めてフロンターレのゲームを観た。当時は、まだまだ強いとは言えないチームだったと思う。でも、今日までフロンターレと共に、泣き笑い、そして涙を流してきたのは、選手一人一人のプレー、人柄、攻撃的なスタイルとどんな時も等々力に足を運んで熱く応援するサポーター、そして何よりチームの哲学があったからだと思う。優勝争いの常連になりつつある。お世辞にもチームの層が暑いとは言えないチームだが、ここまでのチームになってきた。力のあるチームだと思う。本当に。勝負強さを今季は今までになく感じていたが、まだ足りないらしい。だったら、また全員で地道に歩むだけだ。



たとえどんなに負けようとも、哲学を貫く



この日のセレッソの引いて守ると言う選択は、勢いで決勝に勝ち上がってきて、尚且つ一発勝負の戦いであれば賢い選択であると思うし、それが出来たセレッソを褒めるしかない。でも、その戦い方には、継続性がない。それではクラブとしての未来はないのではないか。僕らは今のサッカーを継続することで、今日まで歩んできた。あの日のセレッソみたいなサッカーをしてでも、タイトルを取りたい訳ではない。(セレッソを批判している訳ではないので悪しからず) 一発勝負なら、あの日のセレッソの戦いかたは現実的で、賢い選択かもしれないが、僕らは哲学を貫いて、勝ちたい。哲学を貫いて、タイトルを取りたい。このサッカーで勝ちたいだけなんだ


 勝者を讃える、それもサッカーだ

 

最後に、セレッソ大阪へ。初タイトルおめでとう。サポーターの歓喜する姿を観て、より一層タイトルへの思いが強まった。フロンターレも絶対にタイトル取ります!またこういった舞台でセレッソ大阪と対戦したい。その時は、借りを返させていただきますよ。

この悔しさをまず、リーグ戦の残り3試合にぶつけよう。3つ全て死に物狂いで勝ちに行こう。逆転を信じて、最後まで戦おう。