再勇記 / TANEBI
混み合う渋谷の交差点
みんな競うような足取り
慣れない歩幅で僕も急ぐけど
結局つまずいてばかり
居場所をなくしたくなくて
いやでも「わかりました」と言った
ニコニコ愛想いい着ぐるみは もう
ゴミ箱に 捨ててしまいたい
遠くのふるさと暮らしている
君から届いた「頑張れ」のメール
本当は 嬉しいはずなのにね
辛くなるのは 自分を疑ってる証拠か
こんなはずじゃなかったなんて
まだ思うには早すぎだよ
枯れかけた花に水やれば また咲くように
涙こぼれるのは心が 死んじゃいないんだ
信じてみたい もう一度
振り絞った 次の一方で
今の僕を超えてみたい
きっと 誰もが闘ってる
「私は待てないよ100年なんてね」
そう笑って 手を握ってくれた
上京ためらう僕に君がくれた勇気を
夕陽さす雑踏で 抱きしめる
携帯 写真の 君の笑顔
指先 触れては余計にせつない
それでもこんなに胸が痛むほど
会いたい人がいること 僕は幸せ者だな
君のことを守れるような
強い人になりたいんだよ
出来ないことばかり探して嘆くよりも
自分に出来ることは何かを探してくんだ
後悔はもうしたくない
振り絞った 次の一歩で
今の僕を越えてみたい
きっとできるさ
枯れかけた花に水やればまた咲くように
涙こぼれるのは心が死んじゃいないんだ
今僕も冷たい風に吹かれながら
精一杯 精一杯生きています
きっと誰もが戦ってる 同じこの空の下で