準々決勝最後のゲーム。
BEST4進出の最後の椅子を掛けた開催国ロシアとクロアチアの対戦。
前半
ロシアは、[4-2-3-1] 左サイドのジルコフが負傷もあって、ベンチスタート。代わって、チェリシェフが先発。
クロアチアは、[4-4-2] モドリッチとラキティッチのダブルボランチ、トップ下にクラマリッチ、マンジュキッチのワントップという発表があったが、マンジュキッチとクラマリッチは縦関係にもなるが、横並びにも。ロシアに合わせて、[4-4-2] に変えてきた。
立ち上がりはクロアチアが押し込む展開。ラキティッチがセンタバックの真ん中に落ちてビルドアップ。モドリッチは相手の[4-4-2]の2(2トップ)の横のスペースでゲームを作っている。
モドリッチと、ラキティッチが上手く絡みながら、ボールを良いリズムで供給しなが、ロシアのディフェンスを剥がしていく。また、両サイドはドリブルでアクセントを付けている。
32分、ロングボールをジュバが競る。セカンドを拾ったチェリシェフが迷いなく左足を振り抜き、ボールはネットを揺らす。しかし、チェリシェフのシュートは素晴らしかった。1-0
39分、ロングボールからサイドを上手く攻略し、マンジュキッチのクロスに最後はクラマリッチが決めて、同点。1-1
1-1の同点で前半終了。
後半
54分、A.サメドフ→A.エロヒン
モドリッチからのスペースへのパスから、ストリニッチがクロス。マンジュキッチがなんとか折り返し、こぼれ球をボックス内で拾ったペリシッチが相手を外しながらゴール左を狙うも、ポストに嫌われる。
63分、イヴァン・ペリシッチ→マルセロ・ブロゾビッチ
中盤の構成をブロゾビッチをアンカーにして、その前にモドリッチとラキティッチという逆三角形の形にしたか。モドリッチを前に出して、決定的な仕事をさせたいという狙いか。
また、マンジュキッチを右サイドに出して、レビッチを左サイドに。
モドリッチのセカンドボールやこぼれ球への反応が冴えている。相手の攻撃の芽を摘み、マイボールにし、チャンスを演出する。ロシアはカウンターをなかなかさせてもらえていない。
ブロゾビッチ投入から、ロシアはカウンターを封じられている。中盤はブロゾビッチ、ラキティッチ、モドリッチ、前に出た2人がプレッシャーにいき、サイドバックはインサイドに絞りながら対応。
67分、チェリシェフ→スモロフ
74分、ストリニッチ→ピヴァリッチ
79分、ジュバ→ガジンスキー
モドリッチには流石に疲れが見える。休ませたいところだが、この状況では代えられない。
87分、クラマリッチ→コバチッチ
モドリッチは体力的にも、身体的にもキツいはずなのに、一番走って、戦っている。気迫すら感じる。
90分終了して、1-1
勝負の行方は延長戦へ。
延長前半
97分、ブルサリコ→チョルルカ
ブルサリコが負傷交代。チョルルカがセンターバックに入って、ヴィダが右サイドバックに。スパシッチの状態も良くない中で最後のカードを切らざるを得なくなった。
モドリッチが相手を剥がして獲得したコーナーキック。モドリッチの蹴ったボールにヴィダが合わせて、クロアチアが勝ち越し。しかし、モドリッチのプレーが本当に凄い。
102分、ゴロビン→ジャゴエフ
延長後半
115分、ピヴァリッチのハンドで与えたフリーキックから、マリオ・フェルナンデスが決めて同点。2-2
もうロシアが凄いとしか言えない。
死力を尽くした120分。
ペナルティキック戦へ。
ペナルティキック
ロシア :× ○ × ○ ○
クロアチア:○ × ○ ○ ○
ロシア
- スモロフ
- ジャゴエフ
- フェルナンデス
- イグナシェヴィッチ
- クジャエフ
クロアチア
- ブロゾビッチ
- コバチッチ
- モドリッチ
- ヴィダ
- ラキティッチ
こんなに激闘になるとは予想していなかった。#RUS #CRO #worldcup
— Kei (@s21cd4869) 2018年7月7日
苦しんだクロアチアがBST4進出。
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