こんにちは、Kei(@s21cd4869)です。
熱戦が続く中で、大会も4日目を迎えています。
その大会4日目、前回大会の王者ドイツが初戦でメキシコの0-1で敗れました。
王者ドイツが初戦を落とす
ここ5大会ほど、本大会の初戦では負けていなかったドイツが初戦を落とした。それも惜敗と呼べるものでもなく、メキシコに完敗だったと言っても過言ではないほどのゲームだった。ドイツは何もさせてもらえていなかった。
メキシコの分析と確かな実践力
王者ドイツがメキシコの守備をほとんど崩せなかった。ドイツは攻めたもののメキシコを攻略できず、ペナルティエリア外からのミドルシュートを打つ場面が目立った。キミッヒが高い位置を取り、攻撃に厚みを加えているようで、それはメキシコの狙いでもあったように見えた。
前半、C.ベラやロサノがキミッヒの上がって生まれたスペースに出て行き、チャンスを生んでいた。メキシコはチームとしても、そのスペースを意図的に使っているように思えた。得点シーンはまさにそんな形から生まれた。
ドイツはボールを回すだけで縦に勝負する場面が少なかった
ドイツの中盤を形成したのは、ケディラ、クロース、ドラクスラー、エジル、ミュラーだった。ボールを回すことには長けたメンバーだったが、このゲームではサネのような縦に個で勝負できて、カウンターでスピードを発揮できるカードを切りたいなと個人的には思った。
残念ながら、サネはシティーで披露しているパフォーマンスをナショナルチームで出せていなかったのだから、落選は致し方ないことであるし、所詮結果論でしかないが。
この先、どのチームもメキシコのような戦い方をしてくる可能性は高い。なぜなら、メキシコが対ドイツの解法を示してくれたのだから。王者ドイツはあの一戦を踏まえて、どのような戦い方をするのか、注目したい。王者がこのままで終わるとは思えない。メンバーを変えるのか、戦い方に変化を加えるのか。レーヴ監督の采配にも注目したい。
個人的にはノーチェックだったイルビング・ロサノ
メキシコの選手はチェック不足だったことは否めない。このゲームで素晴らしいパフォーマンスを見せたロサノは全くもってノーチェックだった。マークに捕まらない動きと、運動量、オランダでのシーズンを通して結果を出していたようなので、ステップアップの可能性は高い。今大会のパフォーマンス次第で、更に上へ行くことになるかもしれない。今後、注目度が高まる選手の一人になるだろう。
今大会は波乱の予感
ここまで、強豪国と呼ばれるチームが思うような結果を得られていない。どのチームもやはり、堅守速攻を武器とするチームに苦しめられている。堅守速攻だけではなく、分析の力も大きい。対策をしっかりと練った上で自分たちの武器を最大限に発揮しているチームが勝ち点を取っている。そんな印象が強い。
日本人には合わない戦い方
メキシコは事あるごとに、日本人と体格が似ていると言われてきたが、それは違うと思う。似ているのは身長だけで、体格は全く異なる。アイスランドも、モロッコも、イランも、そして、メキシコも体格はガッチリしていて、日本人とは全く異なる。
強度が高く、ファイトして、激しいゲームが目立つ今大会だが、現代フットボールは日本人には向かないなと感じている。そこで日本人はどんな戦い方をしていくのか、本当にしっかりと考えて改革をしていかないと未来はないなと思う。
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