こんにちは、Kei(@s21cd4869)です。
また、一つの時代が終焉を迎えようとしている。バルセロナの中盤に君臨してきたアンドレス・イニエスタがバルサを去るという報道があった。先日、クラブから正式に退団のリリースが出た。現時点で退団後の新天地は発表されていない。
フィジカルに長けた選手ではない。圧倒的なスピードがある選手でもない。しかし、賢く、しなやかさがある選手だ。イニエスタは派手なプレーはせず、実にシンプルにプレーする。相手と相手の間でボールを受け、前を向くときと、後ろへ戻すときで判断が早く、その場面場面で最適な選択をしている。卓越した戦術眼とボールコントロール、さらに考えるスピードが彼の魅力だ。
退団後の移籍先の有力候補とされているのが中国スーパーリーグの重慶帆力とのこと。どうやら3年契約で合意したとみられる。先日の国王杯のファイナルのゲームを観ても、まだまだ欧州のトップレベルで戦える選手であると感じた。正直なところ、中国には行って欲しくない。シティーも獲得に乗り出しているという報道もあるが、現実的ではないかなと思う。
僕がサッカーを観出した頃、バルサで試合に出始めていた。そして、中心選手へとなっていった。僕個人としてはバルセロナは、シャビとイニエスタのチームだった。その選手がバルサを去るのは寂しい。(シャビは一足早くバルサを去ったが。)かつて、「引退するまでバルセロナでプレーしたい」と語り、昨年にはバルセロナと生涯契約を結んでいたが、今シーズン終了後に、20年以上在籍したクラブを去ることが決定した。
シャビとイニエスタが去ったバルセロナを観る日が来るとは、俄かには信じ難いことだが、選手の入れ替わりはサッカー界には当然訪れること。ジェラード、シャビ・アロンソ、トッティ、ピルロ、僕のヒーローだった数々の選手たちが次々にピッチを去っていく。イニエスタも数年後にはピッチを去ることになる。サッカー選手としての寿命は短い。しかし、そのプレーに魅了された人々の記憶のなかで生き続けていく。紛れもなく、僕もその内の一人だ。
こうして新たな時代が始まり、新たな歴史が刻まれていくのだから。
追記:後日、ヴィッセル神戸への移籍が正式に発表された。
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