欧州遠征、2試合ともにビハインドの状況は長く続いた。前線からボールを奪いにいかなければならない状況であった。しかし、そのスイッチを入れられる選手がいなかった。ウクライナ戦のアディショナルタイムに中島翔哉がファールを受ける前のプレーのように、プレッシャーにいけた場面もあったが、そのほかは、連動性もなく、迷いながら中途半端なプレッシャーのかけ方になってしまっていた印象を受けた。
迷いなくボールに喰らいつける選手。前線からチェイスできて、守備のスイッチを入れられる選手。それは岡崎慎司しかいない。マリ戦、ウクライナ戦を観て、岡崎慎司の必要性を感じた。
得点力で選手を選考したと語っていたが、プレミアで今季6点取っていて、ビハインドの状況でも活きるのが岡崎慎司だろう。
数字には現れない働きができる選手も23人の枠には必要ではないだろうか。泥臭くても、気持ちが入ったプレーができる。2トップの構想もあるのであれば、岡崎の存在は重要だ。
大迫は存在感を示しているが、杉本は代表で存在感を示せていない。指揮官が杉本に拘る理由は分からないが、岡崎が代表に戻ってくる可能性も大いにあるだろう。泥臭いストライカーが4年前の借りを返す機会を虎視眈々と狙っている。
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