「生者のマーチ」は、そばにいる人を抱きしめることの尊さを描き、「生きること」への祈りが込められたような後藤の歌声も印象的なラブソング。
そこにただ在るだけで
そのまま ぎゅっと引き寄せて
わけもなく抱きしめて
こと切れるまで
そばにただ居るだけで
涙がそっと流れ落ちて
祈る前に抱きしめて
朽ち果てるまで
優しさ、暖かさを感じる曲。ロックバンドだからこそ、生み出すことができる優しいサウンド。「生きること」に対する願い、祈りが感じられる。
MVでは大切な人を失った悲しみが表現されているけれど、どこか背中を優しく押されるような感覚。シンプルだけど奥深い、そんな歌詞をシンプルなコード進行に乗せているが、スッと心に染み渡ってゆく。
ゴッチ(@gotch_akg)も言っていたけれど、喜多さんのリードギターが良い。特にアウトロは素晴らしい。シンプルだけど、響く。そんな音。
"愛する人を、ただただ抱き寄せたい" この曲を聴き終えた時に、そう思った。
そう思えることが「生者のマーチ」の本質なのではないだろうか。
悲しみに暮れる全ての人への"レクイエム" (Requiem)であり、今を生きる全ての人への"ラブソング"(Love Song)。
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ASIAN KUNG-FU GENERATION KRE 2018-03-28