昨日行われたマリ戦。試合を観ながら取っていたメモと、ハーフタイム、試合終了後のツイートなどを見ながらゲームを振り返っていきたいと思います。
悪くなかった立ち上がり
前半立ち上がり、両サイド(宇佐美、久保)から積極的なプレーが見られた。前線から良い守備が出来ていた。
中盤やサイドの選手の組み合わせが慣れたものではなかったこともあり、連携面では課題が多かった。また、選手同士でポジショニングが被るような場面が少し見られた。
雑なボールを前線に放り込むのは何故なのか
立ち上がりこそ、もっとボールを大事にするべきではないのか。DFラインからロングボールを蹴り過ぎていた。正確なフィードであれば文句はない。しかし、意図が分からないロングボールが多かったと感じた。特に昌子は、もっとマイボールを大事にするべきだ。簡単にマイボールを相手に渡す場面が多過ぎた。本大会でも相手のDFの方が体が大きいことは言わずもがなである。
また、センターバックからボランチやトップ下にボールを付けられていなかった。僚太が相手から一歩離れて受けられるスペースを作っていたのに、センターバックの二人、そして長谷部もその動きを見れていなかったし、そこに出せるセンスが皆無だった。
このゲーム最大の誤算
ゲームメイクをして、攻撃のスイッチを入れていたのは僚太だっただけに、怪我は残念過ぎる。ACL、リーグ戦、代表戦とフル稼働だったのも影響したかなと。#jfa #daihyo #大島僚太
— Kei (@s21cd4869) 2018年3月23日
僚太の不在が後半はより一層顕著に表れていた。小林悠があれだけ動き直しているのに、パスが出てこないのは、チームとして問題があると言わざるを得ない。中村憲剛待望論が過熱しそう。#jfa #daihyo #大島僚太 #小林悠 #中村憲剛
— Kei (@s21cd4869) 2018年3月23日
このゲームを180度変えたのは、僚太の怪我だったと思う。ゲームメイクしていたのも、攻撃のスイッチを入れる速い縦パスを出していたのも僚太だっただけに、怪我での無念の途中交代は残念。後半、小林悠が裏を狙ったり、何度も動き直していたが、それを見れていたのは翔哉だけで、パスが出たのは得点シーンだけだった。今日に関しては、本田ではなく柴崎を出すべきだったと思う。
ACLに、Jリーグ、代表戦とフル稼働だったのが、影響したか。翔哉とともに、ロシアで躍動して欲しい選手。軽傷であることを願いたい。
10番は違いを生まなければならない
森岡は10番(トップ下)にしては、消えている時間が長過ぎたかなと感じる。もう少しタッチ数を増やして、プレーに絡んでほしい。10番はワンタッチで局面を変えることや、一つの煌めくアイデアで観客を沸かせるようなプレーが必要だ。
ビハインドの状況で何をするのか
本大会でも、先制点を奪われる展開は、十分に想定できる。そうなれば、前に出ていかなければならなくなる。相手が日本がやりたい縦に速いカウンターを狙ってくることになる。もちろん、それをカウンターで返せればベストだが、そこまで人数を掛けてこないだろうと思う。その状況で相手を崩せるのかどうか。個で打開出来るかどうか。このゲームでは、チームとしてどうやってゲームを引っくり返しに行くのかという意思統一が観られなかった。
ビハインドのチームとは思えないゲームの進め方
後半、1点ビハインドのチームとは思えないゲームの進め方だったように思える。もっと、チャレンジして欲しい。仕掛けて行く選手が少な過ぎた。交代で入った中島と本田は、奪われる覚悟で仕掛けていたことが良かったと思う。こういったプレーは日本ではあまり受け入れられない傾向にあるが、受け入れられない人はサッカーを分かっていない。
くだらないことを連呼する解説・実況
解説・実況は、「足が伸びてくる」なんてくだらないことを連呼するなと。何十年、アフリカ勢に対して同じことを言い続けるのか。
パサーがいないチームのサッカーほど退屈なサッカーはない
これは、最終予選でも感じていて、良く言っていたことではあるが、パサーがいないチームのサッカーは退屈極まりない。僚太が負傷交代してしまった誤算があったのは紛れもない事実だが、交代で入れたのが山口だった。何故、柴崎ではないのかと。ビハインドの状況で攻めなければいけない後半、パサーの不在の影響が随所に表れていた。そんな中で翔哉がゲームメイクをしながら攻撃をしようとしていたが、ウィングで起用された翔哉をパスの出し手にさせるチームはダメ。まるでFC東京を観ているかのようだった。
翔哉もさすがに、このレベルになると自由にプレーさせてもらえない。それでも、結果を残した。ただ、翔哉が出し手になってしまうチームの状況は良くない。#jfa #daihyo #中島翔哉
— Kei (@s21cd4869) 2018年3月23日
この試合唯一の救い
翔哉の代表初ゴールが唯一の救い。#jfa #daihyo #中島翔哉
— Kei (@s21cd4869) 2018年3月23日
翔哉の代表初キャップでの初ゴール。この翔哉のゴールが唯一の救いだった。この試合で一番気持ちが見えたのも翔哉だった。長友がオーバーラップしたところで、長友を使おうとしたシーンは印象的だった。確かに観た印象としては、彼のパスミスに見える。しかし、負けているチームにおいて前への意識、ゴールへの意識が詰まったパスだったように思える。長友も一瞬躊躇していたし、全力で走らなかった長友に怒りを露わにする翔哉の姿、メンタリティーはさすがだと思った。この試合で一番勝ちたいと思っていたのは中島翔哉だったと感じた。試合後のインタビューで「練習したいです」と発言するのはいかにも彼らしいなと。次は、勝って笑顔で終われることを願いたい。
ヴェルディ2人で取った同点弾。翔哉の初ゴールのアシストが三竿になるとは。#jfa #daihyo #中島翔哉 #三竿健斗 #verdy
— Kei (@s21cd4869) 2018年3月23日
ゴールのシーン、三竿もゴールを狙ったのだと思うけれど、結果的にヴェルディの二人で取った同点弾。良いゴールだった。
次のウクライナ戦。ピッチでプレーする選手全員がチームではなく、自分のことを考えて戦うようなメンタリティーで、試合に入ってもいいのではないか。“俺がロシアで戦うんだ”と、それぐらいの気持ちでピッチに立ってほしいと思う。
www.jtwya-s21.work
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