こんにちは、Kei(@s21cd4869)です。
東南アジア旅行記の続きです。
ついに、今回の旅の最終日の朝がやって来た。忘れ物が無いように、そして、荷物を使わないものから順にバックパックに詰めていく。夕方のフライトで羽田へ発つので、半日くらい時間がある。最後にこの目で観ておきたい場所へ。
植民地からの独立の地へ
早めにチェックアウトを済まし、昨日とは違う方面へと歩いていく。東南アジアらしい混沌とした街並み。清潔感や、お洒落さなどとは程遠い街並みではあるけれど、そこにはここで暮らす人々の生活の匂いが確かに感じられる。こういった街並みが好きだ。
そんな街中を歩いて向かったのは、ムルデカ・スクエア (独立広場) だ。マレーシアは長い間、植民地としてイギリスに支配されていた歴史がある。1957年にイギリスからの独立を宣言した、マレーシアの歴史上とても重要な場所である為、旅前からここを訪れ、空気を感じておきたいと思っていた。
植民地時代の名残を感じる建築たち
広場の周辺にはマレーシアの国旗がかなりの数、掲げられていた。また、広場の周辺には植民地時代の名残を感じさせる建物が多数残っていた。中でも美しかったのが、スルタン・アブドゥル・サマド・ビル ( Sultan Abdul Samad Building ) だ。
この建物は旧連邦事務局ビルで内部に入ることは出来ないが、外観だけでその美しさが伝わってくる。イスラム建築の様式美を感じられる。時計台はイギリスの様式のようで、植民地時代の名残も感じることが出来た。
予期せぬ景色に言葉を失う
空港へ向かう為に、地下鉄の駅を目指していると、目の前にモスクが現れる。後に調べると、このモスクはマスジット・ジャメ ( Masjid jamek )という名前でクアラルンプール最古のモスクだそうだ。予期しない形で目の前に美しいモスクが現れ、言葉を失い、息を飲んだ。残念ながら、近くで写真を取るのを忘れていた。
情報がない状況が実は一番楽しかったりする
地下鉄に乗り、クアラルンプール国際空港へと向かう。どの路線に乗って、どこの駅で乗り換えるのか、駅の路線図を眺めながらどこかこの状況を楽しんでいる自分がいた。知らない土地では電車に乗るだけでもワクワク感がある。情報が無いということは、悪いことでもないのだと思う。情報がないと不安になることもあるが、情報がないからこそ、ワクワク感を味わうことが出来るのだ。
僕は海外に行くと必ず、地元のスーパーに立ち寄る。どこに行っても、海外のスーパーは観ているだけでも楽しい。これも情報がなく見るもの全てが新鮮だからだと思う。その後、チェックインを済ませ少し遅い昼食を取る。ペナンカレーヌードルを注文。程よい辛さで、非常に美味しい。スパイスの奥にアジアの香りを感じる。お土産に買って来て、家でも食べている。
旅路は帰路へ
台風の影響でフライトが1時間ほど遅れ、機体が羽田の地へその足を着けたときには、時計は23時を回ろうとしていた。羽田に近づくにつれ、街の灯りが大きくなってゆく。今日からまた、あの灯りの中で生きていくんだ。他の誰でもなく、自分自身に負けないように、自分自身と向き合いながら。
東南アジア旅行記 “完 ”
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