こんにちは。12月3日に神聖かまってちゃんのライブを観に、渋谷TSUTAYA O-EASTへ行ってきました。ツアーのファイナルだったこのライブを振り返ってみようと思います。
貫いてきたインターネットバンドとしての形
開演と同時にステージ後ろのスクリーンに、ニコ生の映像が映し出された。そして、ライブ映像と共に、ニコ生でのコメントも流れていた。それによって確かに、会場とパソコンやスマートフォンの画面、もっと言えば、会場とニコ生を観ている部屋を繋いでいた。O-EASTのキャパは1,300人だが、そのキャパを超えて人々をあのライブへと誘い同じ空間を共有し、同じ時を過ごすことができたと思う。ライブの最中に流れてくるコメントに何度も目をやった。遠く離れた部屋から呟かれた声に共感した。このバンドが当初から貫いてきたモノがこうした形で新たな可能性を示し、新たな景色を見せてくれた。
SET LIST
M01.ひとりぼっち
M02.死にたい季節
M03.男はロマンだぜ!たけだ君っ
M04.ゆーれいみマン
M05.ねこねこレスキュー隊
M06.僕はぬいぐるみ
M07.僕のブルース
M08.イマドキの子
M09.夕暮れの鳥
M10.マイスリー全部ゆめ
M11.雲が流れる
M12.2年
M13.自分らしく
M14.レッツゴー武道館っ!
M15.日々カルチャア
M16.drugs,ねー子
M17.フロントメモリー
M18.おっさんの夢
M19.ロックンロールは鳴り止まないっ
M20.ぺんてる
M21.肉魔法
改めて感じるメロディと詩
かまってちゃんを聴き始めて8年ほどになる。曲を聞くたびにの子さんのメロディセンスの素晴らしさを実感するし、吐き出すようで、優しさも感じる詩はの子さんにしか書けないと感じる。の子さんが作る曲、かまってちゃんの楽曲には不思議な力がある。このライブの最中にも、良い曲書くなぁと思ったり、良い曲しかないなぁと幾度となく心の中で呟いた。
信頼関係によって作り出される音
の子さんの孤独感というか、表現が難しいのだけど、苦しくなる瞬間っていうのが少なからずある。自分も本当に少しだけではあるが分かる部分があるからこそ、苦しくなる。でも、4人でステージに立っている時間は安心感があるのだと思う。一人だけではあの曲たちは鳴らせない。この4人で音を鳴らすからこそ、胸に響くのだ。
良いライブでした。マイスリー全部ゆめのアウトロで少し俯きながらギターを鳴らすの子さんの表情が忘れられない。目が潤んでいたようにも見えた。2年も良かったし、イマドキの子もロックンロールは鳴り止まないっももちろん良かった。全ての曲が良かったのはいうまでもないけれど、個人的にはマイスリー全部ゆめが1番だったかなと思う。