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【ロシアW杯】本大会もいよいよ佳境へ。一瞬を見逃さずに勝負を決める。『フランスvsアルゼンチン』

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Russia World Cup







 こんにちは、Kei@s21cd4869)です。


大会は16日目を迎え、いよいよ今日から決勝トーナメントが始まっていく。




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Russia World Cup





フランスvsアルゼンチン



 ともに優勝経験のある両チームの対戦。両チームともに長年、優勝からは遠ざかっており、王座奪還を狙う。


フランスはジルーのワントップ。両サイドにエムバペとマテュイディ、トップ下にグリーズマン。


一方のアルゼンチンは、ワントップにメッシ。両サイドにディ・マリアと今大会初先発のパボン。メッシは偽9番のようなシステムと思われる。メッシが中盤に下りてきて空けたスペースに両サイドのディ・マリアとパボンが飛び出していくようなイメージか。





前半


 前半7分、エムバペの突破にマスチェラーノがたまらずファール。獲得したフリーキックをグリーズマンが狙うも、バーに嫌われた。


前半11分、フランスは自陣のボックス手前でボールを奪い、エムバペが一人でアルゼンチンのペナルティエリアまでドリブルで運び、ファールを受け、ペナルティキックを獲得。キッカーはグリーズマン。これを落ち着いて決めて、フランスが先制。


戸田さんもおっしゃっていたが、フランスはエムバペを生かすための形をグループリーグでの戦いで見つけ、それがこのゲームのシステムや戦い方に表れていたように感じた。


フランスはメッシへのパスコースを消し、ボールが渡れば、2人で挟み込むディフェンス。メッシは高い位置ではボールを受けられず、サイドに流れ、徐々に受けるポジションも低くなっていく。


40
分、グループリーグでの3試合を含めても、ここまで良いところのなかったディ・マリアがゴールまで30メートルほどのところからワンステップで左足を振り抜く。アルゼンチンは攻撃の形を作れない中で、良い時間帯に同点に追いつき、スタジアムの雰囲気を一変させた。正直、グループリーグからディ・マリアのパフォーマンスはあまり良くなかったが、ワンプレーで大きな仕事をした。



こういったプレーが個人でできてしまうからこそ、アルゼンチンはチームとしては成熟を目指さないのかなとも思う。ブラジルはチッチ監督の下、チームとして戦う方向へシフトしていったが、アルゼンチンはサンパオリ監督の下、個々での戦う方向へ拍車を掛けたかなと。


前半、フランスは右サイド(アルゼンチンの左サイド)から数多くのチャンスを作った。アルゼンチンはエムバペのスピードに手を焼いている印象。


アルゼンチンは、メッシに渡すことを意識し過ぎているかなと。メッシを試合から消す時間があればもう少しチャンスを作れるのではないかと感じた。




後半


 後半の立ち上がり、コーナーキックのこぼれ球がメッシに渡り、メッシが苦しい体勢からシュート。このシュートををメルカドがコースを変えて逆転に成功。


メッシは少し試合から消える時間を作るべきだなと思っていたら、こぼれ球がメッシの足元に溢れてきて、そこから逆転ゴールが生まれた。


ゲームをプラン通りに進めているのはフランス。シュートチャンスもそこまで作らせていないが、リードしているのはアルゼンチン。


67
分、サイドバックの2人で同点弾。左サイドバックのテオ・エルナンデスのクロスに右サイドバックのパバールのダイレクトボレー。ディ・マリアのスーパーゴールに負けずとも劣らないスーパーゴールが決まった。


しかし、リュカ・エルナンデスへマテュイディが出したスルーパスが素晴らしかった。あのコースとパスの強さ、痺れた。パバールのゴールも素晴らしかったが、このスルーパスももっと評価されてもいいのになと。


64
分、リュカ・エルナンデスのクロスからシュートを打つが、相手に当たり、リフレクションに反応したエムバペが持ち出して勝ち越しゴール。3-2





 




65
分、ペレスアグエロ


67
分、選手交代でシステムを変えたアルゼンチンの守備の穴を突く形での素晴らしい崩しから、最後はエムバペが決めて4-2。キーパーから、ビルドアップ、グリーズマンが楔を受けて、落としを受けたジルーが引きつけて、走り込んできたエムバペを使う流れるような攻撃。


勝ち越しゴールを奪われ、アグエロを投入して、アルゼンチンが [4-3-3] から、[4-4-2] へとシステムを変えたところを見逃さなかったフランスが素晴らしかった。



75
分、パボンメサ

75
分、マテュイディトリッソ


アルゼンチンはゴールを奪うしかないために、オープンな展開に。フランスはカウンターを狙いながら、ゲームをコントロールする。アルゼンチンは、カウンターへのリスク管理をしながらも前へ出て行かざるを得ない。



83
分、グリーズマンフェキル

87
分、エムバペトバン


メッシが下がった位置でボールを受け、アグエロへピンポイントクロス。アグエロがきっちりと決め、4-3


高さ的にはフランスのディフェンスに部があった中で、メッシのキックの技術が光ったゴール。アルゼンチンは終盤に追い上げるも、このまま試合終了。
4-3
でフランスが勝利し、ベスト8進出を決めた。






フランスが勝利するも、、、


 グループリーグの3試合、そして、この90分を観ても、フランスはこの先の戦いは厳しいかなと感じた。ドイツがグループリーグで敗退したように、本大会前から戦い方を世界に示しすぎてたように思う。もう少し相手が研究してきたときに、どう戦うのか、どのような戦いができるのか。





 




 

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