*Just the Way You Are* ~はみ出し者の旅~

サッカー、音楽、旅などについて書いてます。遠回りの人生の中で感じたことを只々、綴っています。お問い合せはこちら。Mail : jtwya.s21@gmail.com

【中島翔哉】本田圭佑の系譜を継ぐのはこの男しかいない。

 


決して状況は芳しくない


 不穏な空気が立ち込めている。メディアなどの日本代表への風当たりは強い。ロシアワールドカップが2ヶ月半後に迫っているにも関わらず、日本代表はチームの成熟とはほど遠い状態にあるからである。しかし、欧州遠征の2試合を観て、得られたもの、感じたことは多くあった。もちろん、ネガティブなモノばかりではなく、ボジティブなモノもあったと思う。


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チームの成熟度は確かに必要だが、ワールドカップのような一発勝負の大会を勝ち抜くためには、ラッキーボーイのような勢いを持った選手の存在が不可欠だ。

 2010年南アフリカワールドカップ、厳しい状況だった日本代表を牽引したのは当時23歳(グループステージの初戦前日に24歳になった)だった本田圭佑だった。今回のロシアワールドカップ、8年前の本田圭佑のような存在になり得る選手がいる。ロシアワールドカップを当時の本田圭佑と同じ23歳(8月に24歳になる)で迎えることになる中島翔哉だ。

本田のようにリーダシップがある選手ではないが、プレーで日本代表を引っ張っていける選手だ。実際、欧州遠征の2試合、ビハインドの状況で日本代表チームを牽引していたのは彼だった。勇敢さが足りないチームにおいて、自らリスクを犯し、ゴールを奪いに行った。「自分が何とかするんだ」そんな気持ちがプレーのひとつひとつから伝わってきた。

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 ウクライナ戦のアディショナルタイム、中島が得たフリーキックの場面。指揮官は「タカシ、タカシ」と宇佐美に蹴るように指示を出していたようだが、翔哉は宇佐美に「自分に蹴らせて欲しい」と伝え、キッカーになった。8年前のオランダ戦のワンシーンがフラッシュバックした。それは、中村俊輔に本田が「俺に蹴らせて欲しい」と伝えたシーンだ。

 



多少状況は異なるが、南アフリカで日本を牽引し、そこから日本代表の中心になっていった本田圭佑に、重なる部分を感じてしまう。もちろん、本田は本田、翔哉は翔哉であることは十分理解しているが、ロシアの地で日本を牽引するのが中島翔哉になる気がしてならない。


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彼は日本代表を引っ張っていこうだなんて、微塵も思っていないかもしれない。勝負にこだわり、サッカーを楽しもうと思っているだろう。しかし、あの2試合を見る限り、その権利は十分にあると思う。自らアクションを起こしていける選手は、何か大きなことをやってのける気がしてならない。その舞台のひとつがロシアワールドカップになることを期待してしまう。小さなドリブラーがロシアで世界を驚かす。これは決して、夢物語ではないはずだ。



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