*Just the Way You Are* ~はみ出し者の旅~

サッカー、音楽、旅などについて書いてます。遠回りの人生の中で感じたことを只々、綴っています。お問い合せはフォームより。

【Football】スペイン語が飛び交う環境でサッカーをしていた話



こんにちは。今日は、過去の話を少し。


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高校時代のサッカー環境


 僕は高校生の時の1年間ほどスペイン語が飛び交う環境でサッカーをしていた。始めて練習グラウンドを訪れた際には、「こんにちは」と「ありがとう」というスペイン語の簡単な二つの単語だけしか知らない状況だったが、新たな環境に飛び込んでいく高揚感に包まれていたことを思い出す。



チームメイトに自分をアピールする


 ミニゲームが始まったが、当然、今日初めて来た日本人にパスは回ってこない。そうなれば、自分でボールを奪い、マイボールにすることから全ては始まる。まずは、奪ったボールを簡単に失わないこと。しかし、消極的にパスをする訳にはいかない。今の状況において、ファーストプレーは非常に重要だと思った。僕はトップ下を主戦場としていたパサーだったが、ドリブルで仕掛けた。そして、味方を上手く使った。「オレはやれるよ」というのを見せながら、良いタイミングで味方を使うことで、アピールをした。そして、味方の選手のゴールには大げさに反応し、その選手に声を掛け、ハイファイブ。これを繰り返していく。その後は、自分のプレースタイルを味方に見せながらプレーした。味方が少しでも自分のことを理解してくれれば、パスが回ってくる。あとはやり易い。



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サッカーをするだけならば、言葉は要らない


 日本人が毎年のように海外へと移籍していけるようになった現代。海外へ移籍した選手の多くが口にするのが、“言葉の壁”である。先ほど書いたように、サッカーをするだけならば、ピッチの上においては、言葉がなくとも相手にメッセージを伝えるための術がいくつもある。しかし、監督やコーチの戦術の確認、ピッチ離れた際のチームメイトとの会話の際に言葉は大きなウェイトを占めることになる。そこで生きていくことになるプロの世界では大きな問題としてのし掛かる。



良いプレーをしていれば、認めてもらえる


 僕は、ゴールを数多く決められる選手ではなかった。しかし、当時の環境に飛び込んだ際には、無意識にゴールに執着心を持って、意識しすぎなほど意識した。やはり、ミニゲームでもゴールは味方との距離が縮まる。それを身をもって実感した。ゴールだけではなく、一つのサイドチェンジやパスなど、一つのプレーだけで雰囲気が変わったこともある。それはドイツのときだったが。ある意味シンプルだと感じた。良いプレーをすれば認めてくれる、そうでなければ認めない。ただそれだけ。どんな世界だってそれは変わらない。