*Just the Way You Are* ~はみ出し者の旅~

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【TOPICS】人類は火星へ移住する前に、海に住むようになる? 『火星移住化計画』




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 こんにちは。今日は今までとは少し違った角度のエントリーを。

 

人類が直面する問題



 昨今の日本では、人口の減少が問題となっている。一方で、世界に目を向けると、地球上の総人口は増加の一途を辿っている。地球表面のうち、陸地は30%で、海や河川が70%を占める。陸地が30%と言っても、人類が生活できることを考慮に入れるとこの数字よりも少なくなるというのは想像に容易いだろう。この人口増加の問題に伴って、いくつもの問題が生じていたり、これから先、生じてくることが予測されているコトがいくつもある。食糧危機などの問題が懸念されているが、今回は人類の活動場所や生活の拠点という観点に焦点を絞りたいと思う。



火星移住計画が進む中で、現実的なもう一つの計画



 人類は2022年を目処に、本格的に始まっていくとされる、生活の拠点を火星に移していく、いわゆる、火星移住計画は有名な話ですが、最近、そういったことについて調べている中で、興味深い記事を見つけたので少し紹介したいと思う。


それがこの記事である。

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火星へ移住する前に、人類は海で生活をする


 火星に移住するには、もう少し時間がかかると予測できる。その中で近い将来、人類が生活できる場所の一つと考えられているのが海である。海といっても、それが海上や海中、はたまた、深海だったりするのだ。人口の増加で、土地が足りなくなれば、人類が新たな土地を求めて、海を開拓し、新たな土地を生み出しても、何ら不思議はない。記事中でも、触れられているが、今までは技術的に、海上に人類が生活できる空間を生み出すコトが困難であったが、現代の技術を用いれば可能であるそうだ。火星に移住をすることを考えれば、海で生活するための空間を生み出すこの計画の方が、近い将来、実現する可能性は極めて高いだろうと思う。



フランス領ポリネシアで始まった計画


 現状、どこにでも海上都市などを造るコトができるわけではない。そんな中で、フランス領のポリネシアで海上都市計画が進んでいるそうだ。政府が海域内に海上人工島の建設許可を出し、実験的に海上都市が誕生する見通しだ。



新たに開拓された島で起こりうる諸問題


 今回の人工島は経済特区に指定されるそうだが、行政や経済面での課題が多く、研究期間などの協力もあるようだが、実験的な第一の海上都市の行く末が、今後を大きく左右することになるだろう。また、海上に生み出される空間のため、余り地震の影響は受けないと推測されるが、津波やハリケーンなどの影響を大きく受けそうだとも推測できる。また、建設に祭して、環境を破壊してしまっては元も子もない。そういった様々な問題を一つ一つクリアできた時、僕らも海で生活する時がやってくるのかもしれない。



 


清水建設が進める未来の海上都市「グリーンフロート」とは


 海上都市計画を進めているのは、海外の企業だけではない。記事においても、終盤に触れられていたが、日本のスーパーゼネコン、清水建設も計画を進めているのだ。計画の全体像を捉えるCGや映像はリンクから見ることができるので是非。海上に浮かぶ島、空高く聳えるタワー。どこか映画の世界、SFの世界の様でもある。自然と人類が共生していくことを考えた形の一つがグリーンフロートである。


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「 環境アイランド GREEN FLOAT | 事業トピックス | 清水建設 より引用。」



グリーンフロートの先にあるオーシャンスパイラル


 地球表面状の70%を占める海。そのうちの80%が深海であり、人類はそのポテンシャルを活かせていない。そこに目を付け、この計画がスタートしたそうだ。海面と海底を垂直に繋ぐという計画。深海で生活することができれば、地震や台風の被害を受けることもない。ただ、漁船などの活動域を狭めてしまうので、建設する場所は限られてくるのではないかとも考えられる。

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「 深海未来都市構想 OCEAN SPIRAL | 事業トピックス | 清水建設 より引用。」


人類は未踏の地を開拓し、新たな可能性を見出す


 目まぐるしいスピードで変化していく世界に僕らは生きている。そう遠くない未来、人間は、今まで未踏の地であった深海に可能性を見出し、生活の拠点として、当たり前の様に暮らしていく日がやってくる。こういった新たな可能性には非常に興味がある。スクリーンを隔て、存在していた様な世界がもうそこまで迫っている。夢見ていた世界が、数十年後には現実となるのだ。今までも、そして、これからも。